幼児教室を開きたいけれど、大きな資金やスタッフを揃えるのは難しいと感じている方もいるかもしれません。
実際には、個人で小さく始めている教室はたくさんあります。
自宅の一室を使ったり、少人数制でスタートしたりと、規模を抑えて開業する方法は十分に現実的です。
この記事では、幼児教室を個人で始めるための具体的な準備や、小さく開業するメリット・注意点について解説します。
一人でも無理なく教室を運営したい方の参考になれば幸いです。
個人でも幼児教室は開業できる?
幼児教室は、個人でも問題なく開業できます。
大手のフランチャイズや法人が運営する教室をイメージすると、「自分には無理だ」と感じるかもしれません。しかし、幼児教室に法人格は必要ありませんし、スタッフを雇わなければならない決まりもありません。講師が一人で、生徒数名からスタートしている教室は全国にたくさんあります。
開業届を出せば個人事業主として活動でき、特別な許認可も不要です。保育園や幼稚園のような設置基準がないため、自宅の一室やレンタルスペースでも教室を開けます。
もちろん、一人で運営するには工夫が必要です。レッスンの準備、保護者対応、集客、事務作業など、すべてを自分でこなすことになります。それでも、小さく始めて徐々に拡大していく方法を選べば、リスクを抑えながら教室運営を続けられます。
幼児教室は個人でも十分に開業可能であり、一人で小さく始めている教室は珍しくありません。
次に、個人で開業するメリットを見ていきましょう。
個人で開業するメリット
個人で幼児教室を開業する最大のメリットは、初期費用を抑えながら自分のペースで始められる点です。
大きな教室を構える必要がなく、自宅やレンタルスペースを活用すれば、物件取得にかかる費用を大幅に削減できます。スタッフを雇わなければ人件費もかかりません。最小限の投資でスタートできるため、「まずは試してみたい」という方にも向いています。
また、自分の裁量で教室を運営できる点も大きなメリットです。レッスンの曜日や時間、料金設定、カリキュラムの内容など、すべて自分で決められます。家庭の事情に合わせて働く時間を調整したり、自分の得意分野を活かしたレッスンを組んだりと、柔軟な教室づくりが可能です。
さらに、売上がそのまま自分の収益になります。雇われ講師の場合は給与が決まっていますが、個人で開業すれば、生徒が増えた分だけ収入も増えます。努力が直接成果に反映される点は、やりがいにもつながります。
個人での開業は、低コスト・高い自由度・収益の直接還元というメリットがあります。
次に、個人で開業する際の注意点についてお伝えします。
個人で開業する際の注意点
個人で開業する場合、すべてを一人でこなす必要がある点に注意が必要です。
レッスンの準備と指導だけでなく、生徒募集、問い合わせ対応、体験会の運営、経理作業、備品の管理など、やるべきことは多岐にわたります。大手教室であれば分業できる業務を、すべて自分で担当することになります。
とくに集客は、多くの個人教室が苦労するポイントです。どれだけ良いレッスンを用意しても、教室の存在を知ってもらえなければ生徒は集まりません。チラシ配り、SNS運用、ホームページ作成など、教えること以外にも時間を割く必要があります。
また、一人で運営していると、悩みを相談できる相手がいないという孤独感を感じることもあります。指導法が正しいのか、集客の方法が合っているのか、不安になったときに意見を聞ける環境がないと、迷いが生じやすくなります。
こうした課題に対処するためには、協会に加盟してサポートを受けるという方法もあります。個人で開業しながらも、研修や勉強会、個別相談などのサポートを受けられれば、孤独感を軽減しながら運営を続けられます。
個人での開業は自由度が高い反面、すべてを一人で担う必要があり、とくに集客と孤独感への対策が課題になります。
次に、個人で開業する場合にかかる費用の目安を見ていきましょう。
個人で開業する場合の費用目安
個人で幼児教室を開業する場合、初期費用は30万円から80万円程度が目安です。
どこで教室を開くか、どんな教育メソッドを採用するかによって費用は変わりますが、小さく始める場合は比較的抑えられます。
自宅で開業する場合、物件取得費用がかかりません。必要なのは、教材費、備品費(机・椅子・マット・ホワイトボードなど)、広告費(チラシ作成・印刷)程度です。最低限の備品であれば10万円程度、教材費や広告費を合わせても30万円から50万円程度で始められることもあります。
協会の認定資格を取得して開業する場合は、研修費用が加わります。たとえば日本右脳記憶教育協会(JUNKK)では、初期費用は429,000円からです。この中には、資格講座の受講料、開校講座の受講料、認定教室登録料が含まれています。備品・広告費と合わせると、55万円から80万円程度が目安になります。
完全に独学で、どこの協会にも加盟せずに開業するなら、さらに費用を抑えることも可能です。ただし、カリキュラムの構築や集客をすべて自力で行う必要があり、時間と労力がかかります。
月額費用については、自宅開業で協会にも加盟しない場合は、ほぼゼロに近くできます。協会に加盟する場合は月会費が発生します。JUNKKの場合は月会費22,000円で、売上連動のロイヤリティはありません。
個人で開業する場合の初期費用は30万円から80万円程度が目安であり、場所や方法の選び方で大きく変わります。
次に、個人で開業する際に決めておくべきことを整理します。
開業前に決めておくべきこと
個人で開業する前に、教室のコンセプト・場所・規模の3つを明確にしておくことが大切です。
これらが曖昧なまま始めると、方向性が定まらず、集客にも苦労することになります。小さく始めるからこそ、最初にしっかり考えておきましょう。
教室のコンセプト
「どんな教室にしたいのか」を言語化しておきます。対象年齢、教えるメソッド、教室の雰囲気など、他の教室との違いを明確にしましょう。
右脳教育、知育、リトミック、英語など、方向性はさまざまです。自分の強みや興味を活かせる分野を選ぶと、長く続けやすくなります。
教室の場所
個人で開業する場合、主な選択肢は「自宅」「レンタルスペース」「既存施設の一部」の3つです。
自宅は固定費を抑えられますが、生活空間との切り分けや、住所を公開することへの抵抗感を考慮する必要があります。レンタルスペースは初期投資を抑えつつ教室らしい環境を確保できますが、利用料が継続的にかかります。すでに別の教室や施設を運営している方は、その一部で幼児教室を始めることもできます。
教室の規模
個人で始める場合、最初は少人数制がおすすめです。1クラス3〜5名程度であれば、一人でも十分に対応できます。
最初から大きく始めようとせず、まずは少人数でスタートし、生徒が増えてきたらクラスを増やすという段階的な拡大が現実的です。
コンセプト・場所・規模を事前に決めておくことで、開業後の運営がスムーズになります。
次に、個人でも受けられるサポートについて紹介します。
個人でもサポートを受けながら開業できる
個人で開業する場合でも、協会に加盟すればさまざまなサポートを受けながら教室を運営できます。
「一人でやる」といっても、すべてを孤独に抱え込む必要はありません。認定資格を取得して協会に加盟することで、研修、教材提供、集客支援、運営相談など、個人では難しい部分をカバーしてもらえます。
一般社団法人日本右脳記憶教育協会(JUNKK)では、個人で教室を開く方も多く加盟しています。協会認定マスター講師資格講座で指導法を学び、教室開校講座で運営ノウハウを身につけた上で、自分の教室として開業できます。
開業後も、月1回の勉強会で他の教室オーナーと情報交換したり、指導や集客の悩みを個別相談したりできます。一人で運営しながらも、仲間やサポートがある環境は心強いものです。
また、JUNKKではWeb集客の支援体制も整えています。ホームページ制作やSEO対策、SNS運用のノウハウ共有など、個人では手が回りにくい集客面のサポートを受けられます。
フランチャイズのように高額な加盟金やロイヤリティは不要で、月会費22,000円の固定費用のみで継続的なサポートを受けられる点も、個人で開業する方にとっては大きなメリットです。
個人で開業する場合でも、協会のサポートを活用すれば、孤独にならずに教室運営を続けられます。


