幼児教室の開業に資格は必要?取得しておきたい認定資格もご紹介!

開業

幼児教室を開きたいと考えたとき、「資格がないと始められないのでは」と不安になる方もいるかもしれません。

保育士や幼稚園教諭のような資格を持っていなければ、子どもに教える仕事はできないと思い込んでいるケースも見受けられます。

実際のところ、幼児教室の開業と資格の関係はどうなっているのでしょうか。

この記事では、開業に必要な資格の有無や、取得しておくと役立つ認定資格について詳しく解説します。

これから幼児教室を始めたい方が、資格に関する疑問を解消できる内容になっています。

幼児教室の開業に必須の国家資格はない

幼児教室を開業するにあたって、法律上必須となる国家資格はなく、保育士や幼稚園教諭の免許を持っていなくても、教室を開くことは可能です。

これは意外に思われるかもしれませんが、幼児教室と保育施設は法律上の位置づけがまったく異なります。保育園や幼稚園は児童福祉法や学校教育法に基づいて運営される施設であり、保育士や教諭の配置が義務付けられています。一方、幼児教室はピアノ教室や英会話教室と同じ「習い事」に分類されます。習い事には法的な資格要件がないため、誰でも開業できる仕組みになっています。

ただし、資格がなくても開業できるということと、資格が不要ということは別の話です。保護者が教室を選ぶとき、「この先生はどんな専門性を持っているのか」という点は必ず気になります。とくに大切なわが子を預ける場所ですから、先生の経歴や資格は判断材料のひとつになります。

また、「何を教える教室なのか」によって、求められる専門性も変わってきます。英語教室であれば英語力、リトミックであれば音楽の知識、右脳教育であれば脳科学に基づいた指導法の理解が求められます。資格がなくても開業はできますが、専門性を示せるかどうかで保護者からの信頼度は大きく変わります。

幼児教室の開業に必須の国家資格はありませんが、専門性を証明できる何かがあると有利です。

では、資格を取得することで具体的にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

資格を取得するメリット

幼児教室の開業にあたって資格を取得しておくと、保護者への信頼性、指導力の向上、開業後のサポートなど、さまざまな面でプラスに働くという複数のメリットがあります。

保護者からの信頼を得やすい

最も大きなメリットは、保護者からの信頼を得やすくなる点です。「○○協会の認定講師です」「○○の資格を持っています」と伝えられれば、教室の専門性を具体的に示せます。

保護者にとって、子どもを預ける教室を選ぶのは慎重になる判断です。先生がどんな研修を受けてきたのか、どんな専門知識を持っているのかは、教室選びの重要なポイントになります。資格があることで、「この先生なら安心して任せられる」という判断材料を提供できます。

とくに開業したばかりで実績がない時期は、資格や認定が信頼の裏付けになります。口コミや紹介が増えるまでの期間を乗り越えるためにも、資格は心強い武器になります。

体系的な知識と指導法が身につく

資格を取得する過程で、体系的な知識と指導法を学べる点も大きなメリットです。独学では断片的になりがちな知識を、研修を通じて体系的に習得できます。

たとえば、日本右脳記憶教育協会の認定マスター講師資格講座では、右脳教育の理論から実技トレーニング、講師としての心構えまでを学びます。脳科学に基づいた知識、子どもへの声かけの方法、レッスンの組み立て方など、実践的な内容を身につけることができます。

こうした研修を受けることで、「なぜこの教え方をするのか」という根拠を持って指導できるようになります。保護者から質問を受けたときにも、自信を持って説明できるようになります。

開業後も学び続けられる環境がある

資格を取得すると、開業後も学び続けられる環境が得られることが多いです。認定資格を持つ講師向けに、勉強会や情報交換の場が用意されていることがあります。

日本右脳記憶教育協会の場合、スクール会員として月1回の勉強会に参加できます。指導法のブラッシュアップ、新しい教材やプログラムの情報、他の教室オーナーとの交流など、開業後も成長できる機会が用意されています。

ひとりで教室を運営していると、悩みを相談できる相手がいなかったり、自分の指導法が正しいのか不安になったりすることがあります。同じメソッドを実践する仲間とつながれる環境は、長く教室を続けていく上で心強い存在になります。

資格を取得することで、信頼性・指導力・継続的な学びの3つが手に入ります。

次に、幼児教室の開業で役立つ具体的な資格や認定を紹介します。

幼児教室の開業で役立つ資格・認定

幼児教室の開業に役立つ資格や認定には、いくつかの種類があります。

すでに持っている資格を活かす方法と、これから取得する認定資格の2つの観点から見ていきましょう。

保育士・幼稚園教諭

保育士や幼稚園教諭の資格を持っている方は、それを大いに活かせます。幼児教育の基礎知識や子どもとの関わり方を専門的に学んでいるため、保護者からの信頼も得やすいです。

ただし、保育士や教諭の資格があれば十分かというと、そうとも限りません。保育士は「保育」のプロであり、幼児教室で行う「教育プログラム」とは異なる領域です。右脳教育や知育など、特定のメソッドを教える場合は、そのメソッドに特化した研修を受けることで、より専門性を高められます。

保育士資格を持っていて、さらに右脳教育の認定講師資格も取得している先生は、保護者から見て非常に安心感があります。複数の専門性を持っていることが、教室の強みになります。

各協会の認定講師資格

特定の教育メソッドを扱う協会が発行する認定講師資格は、開業に直結する資格といえます。研修でメソッドを学び、認定を受けることで、その教育法を看板にして教室を開けます。

日本右脳記憶教育協会では、「協会認定マスター講師資格講座」を提供しています。この講座では、右脳教育の理論・実技トレーニング・講師としての心構えを習得します。受講料は231,000円(会員価格)で、講座修了後は協会認定の教室として開業できます。

認定講師資格を取得するメリットは、資格そのものだけではありません。協会のカリキュラムや教材を使用でき、開業後も勉強会や個別相談などのサポートを受けられます。ゼロから自分でメソッドを構築するよりも、はるかに効率的に開業できます。

その他の関連資格

幼児教室の方向性によっては、以下のような資格も役立ちます。

リトミック指導者の資格は、音楽を使った幼児教育を行いたい場合に有効です。複数の団体が認定資格を発行しており、研修を受けて取得できます。

チャイルドコーチングの資格は、子どもとのコミュニケーションや心理面のサポートに関する知識を学べます。子どもの気持ちに寄り添った指導を強みにしたい場合に役立ちます。

モンテッソーリ教育の資格は、モンテッソーリ教育を取り入れた教室を開きたい場合に必要です。ただし、本格的な資格取得には時間と費用がかかります。

いずれの資格も、自分がどんな教室を作りたいかによって、取得すべきかどうかが変わります。まずは教室のコンセプトを固めてから、必要な資格を検討することをおすすめします。

幼児教室の開業には、保育士資格や各協会の認定講師資格など、さまざまな資格が役立ちます。

次に、資格取得から開業までの具体的な流れを見ていきましょう。

資格取得から開業までの流れ

資格取得から開業までは、おおむね3〜6ヶ月程度が目安です。

ここでは、協会の認定資格を取得して開業する場合の流れを、日本右脳記憶教育協会を例に説明します。

情報収集・問い合わせ

まずは、どの教育メソッドで開業するかを検討するための情報収集から始めます。右脳教育、知育、リトミックなど、さまざまな選択肢があります。

気になる協会があれば、資料請求や問い合わせをしてみましょう。この段階では費用は発生しないことがほとんどです。複数の協会を比較して、自分に合いそうな方法を絞り込んでいきます。

個別面談・説明会への参加

問い合わせ後、個別面談や説明会に参加して詳しい話を聞きます。資料だけではわからない雰囲気や、担当者の対応なども確認できる機会です。

日本右脳記憶教育協会では、直接面談またはオンラインで個別面談を実施しています。希望すれば、近くの教室を見学することもできます。研修の内容、費用、開業後のサポートなど、疑問点はこの段階でしっかり解消しておきましょう。

契約・資格講座の受講

内容に納得したら、契約を結び、資格講座を受講します。日本右脳記憶教育協会の場合、以下の講座を受講します。

協会認定マスター講師資格講座では、右脳教育の理論・実技トレーニング・講師としての心構えを学びます。受講料は231,000円(会員価格)です。

教室開校講座では、生徒募集・集客戦略・収益計画など経営面の実践的なノウハウを学びます。受講料は165,000円です。

これらの講座を通じて、自信を持って開業できる状態を目指します。

開業準備

講座の受講と並行して、開業に向けた準備を進めます。教室の場所の確保、備品の準備、チラシやWebサイトの作成、体験会の企画などを行います。

日本右脳記憶教育協会では、開業前の説明会開催や生徒募集のサポートも行っています。希望者には開校支援パッケージ(165,000円)も用意されており、チラシ制作支援や初期集客サポートを受けることもできます。

開業

準備が整ったら、いよいよ開業です。認定教室登録料(33,000円)を納めて、協会認定の教室として活動を開始します。

開業後は、スクール会員として月会費22,000円で継続的なサポートを受けられます。月1回の勉強会、専門家セミナー、個別相談、新しい教材の提供など、開業後も学び続けられる環境が用意されています。

資格取得から開業まで、3〜6ヶ月程度で進めるのが一般的な流れです。

次に、資格取得にかかる費用の目安を確認しておきましょう。

資格取得にかかる費用の目安

資格取得にかかる費用は、どの資格を取得するかによって大きく異なり、数万円で取得できるものから、数十万円かかるものまで幅があります。

民間の通信講座で取得できるチャイルドコーチングなどの資格は、3万円から10万円程度が相場です。比較的手軽に取得できますが、それだけで幼児教室を開業する看板にするには弱い場合があります。

協会の認定講師資格は、研修内容が充実している分、費用も高くなります。日本右脳記憶教育協会の場合、資格取得から開業までに必要な費用は以下の通りです。

  • 協会認定マスター講師資格講座:231,000円
  • 教室開校講座:165,000円
  • 認定教室登録料:33,000円
  • 合計:429,000円

この費用には、右脳教育の理論・実技研修、教室運営のノウハウ、オリジナル教材・カリキュラムの提供、協会認定教室としての登録が含まれています。

フランチャイズに加盟する場合は、加盟金・保証金で100万円から300万円程度かかることも珍しくありません。それと比較すると、協会の認定資格を取得して開業する方法は、初期費用を抑えながら専門性を身につけられる選択肢といえます。

また、開業後の月額費用も確認しておくことが大切です。日本右脳記憶教育協会の月会費は22,000円で固定です。フランチャイズのように売上連動のロイヤリティがないため、売上が増えても負担額は変わりません。

資格取得の費用は、取得する資格の種類によって数万円から数十万円まで幅があります。費用だけでなく、研修内容、開業後のサポート、ランニングコストも含めて総合的に判断することが大切です。